「九州の自立を考える会」代表発起人による看板の設置
(左から、重野正敏緑友会福岡県議団会長、藏内勇夫自由民主党福岡県議団会長、 吉村敏男民主党・県政クラブ県議団会長、森下博司公明党福岡県議団団長)
発起人を代表して挨拶
九州の自立を考える会発足
  −副会長に就任−

  平成23年9月15日、福岡県議会本会議場において「九州の自立を考える会」設立総会が盛大に開催されました。出席者は100名を超え、地方の自立に対する期待の高まりをあらわす、活気ある総会となりました。
 当日は、役員等の選任を行い、代表発起人の一人である私は「九州の自立を考える会」の副会長に選出されました。また、原口剣生九州議長会会長(福岡県議会議長)をはじめ九州各県の議長、小川洋福岡県知事、唐池恒二九州旅客鉄道(株)代表取締役社長等にも来賓として御臨席をいただきました。
 広瀬勝貞九州知事会長(大分県知事)からは、九州広域行政機構(仮称)をテーマに記念講演をしていただき、これまでの経緯や今後の取り組み等について分かり易く説明していただきました。


 現在の中央集権型の行財政システムは、確かに戦後の復興や高度成長期にかけて有効に機能してきました。しかし、中央と地方の格差拡大、行き過ぎた競争原理による一次産業の衰退等も蓄積し、少子高齢化の進行等により経済の長期低迷が続く中で、公的債務の累増、国際競争力の低下など、このシステムがもはや機能不全に陥りつつあることも明らかとなっており、このような国の現状を深く憂慮しています。
 我々は、九州をはじめ各地方が自立し、地方における産業政策・成長戦略や国民生活に関わる行政を一元的かつ総合的に担うことによって、国と地方との新たな役割分担をつくりだし、二重行政や過度な負担を解消することを強く求めます。そのために党派や政治的理念を超えて新しい公共政策問題を考える集団として、ここに「九州の自立を考える会」を設立し、将来の道州制も視野に入れ、現在の国と地方の役割分担のあり方を見直す地方主権の推進や九州の成長戦略づくり等に関する研究を進めていきます。
 まずは、これらの問題に九州全体で取り組み、九州が自立することを目指します。そして、これらの動きが広まりやがて国をも動かす大きな力になると信じています。

「九州の自立を考える会」代表発起人一同


発起人を代表して挨拶
「九州の自立を考える会」代表発起人としてあいさつ

 本会の設立は、今年2月に、県民の幸福の実現、県政の推進・発展などを目的とする基本協定を県議会の交渉四会派代表で締結したことに端を発しています。その具体的な実現の手段として、議会の中に議会改革プロジェクトチームを設置して、県議会のいろいろな改革に取り組んでいます。しかし、議論を重ねる中で、こうしたプロジェクトチームの取り組みが議会内部に向けた取り組みだけで終わるのはいかがなものかという指摘もありまして、国と地方との基本的な役割分担の見直し、あるいは将来の道州制をにらんだ広域行政のあり方の研究なども視野に入れるべきではないかということが提案されました。
 そして5月に、九州共通の政策課題や行政課題を研究する、さらに今、九州知事会が目指しております九州広域行政機構の設立を応援する政策団体をつくろうという結論に至りまして、私ども四会派の代表自らが設立発起人になって本日を迎えました。地方の自立が叫ばれて久しい今日ではありますが、福岡県議会では、地方の自立、地方分権を進める中で九州は一つという目標を持って努力を重ねてまいりました。その施策の中には九州新幹線、東九州高規格道路の建設推進、九州国立博物館等があります。
 この間、特に具体的な呼びかけがなかったにもかかわらず、県議会のほとんどの議員の方々や県内の企業団体、組織、個人の皆さま方に多数ご参集いただきました。会員数は今日現在で118名になります。「九州の自立を考える会」という名称にしていますが、基本的には「九州の自立を考える会・福岡」みたいなもので、今後、福岡県下のいろいろな方々にこの会の趣旨をご理解いただき、また我々の研究成果を発表し、我々の行動目標にどういうメリットがあるのか、どういうデメリットがあるのかを県民に公表していきたいと思っています。ぜひこうした趣旨にご賛同いただけたなら、九州各県の議会の中にもこうした組織をつくっていただくなり、もし各県単位では難しいということであれば本会に結集いただくことも可能です。ぜひご検討をお願いします。
 今回の東日本大震災での最大の教訓は、あのような大災害、広域に及ぶ行政課題について一つの県で対応することは難しいという現実です。
 今、九州地方知事会は2014年度の権限移譲を目指して九州広域行政機構の設立に向けて取り組んでおり、国でも今年10月の初めぐらいに中間取りまとめを行うことになっていて、予定通り進めば来年の通常国会には関連の法案が提案されることになります。我々が今こうして「九州の自立を考える会」をつくったのは、非常に時宜を得た取り組みではないかと思います。しかし、この取り組みがうまくいくのかどうかは、ここにご参集いただいている皆さま方お一人お一人のご協力とご支援次第だと思います。
 「九州の自立を考える会」が今後、九州共通の目的の実現のためさらに大きく拡大し、大きな力となることを願いつつ、発起人を代表しての設立のあいさつとします。

広瀬勝貞九州知事会会長(大分県知事)による記念講演
小川洋福岡県知事
原口剣生九州議長会会長(福岡県議会議長)